【ビジネス文書検定】 社内通知文書の基本的な書式と表現の仕方を理解する

第73回 ビジネス文書検定2級(実務技能)より

【問】

次の内容に従って、オフィスのレイアウト変更作業を知らせる社内通知状を、記書きを交えて作成しなさい。
 
 

【解説】

 本問のポイントは「書式」と「社内通知文書の表現の仕方」の二つです。2級には3級のような「参考文例」がないため、どこに何を書くかという基本的な知識がないと形式の整った文書を作成することができません。書式を身に付けるには、目で見るだけでなく実際に手で書いて体で覚えるのが最も効果的です。実際に一から文書を作成するスキルを身に付けるためには、3級にとどまらず2級の問題にも取り組ませることが望ましいです。
 また、社内文書では「意思の伝達」が優先されるため、あいさつや頭語結語、前文末文、社外文書のような丁寧な表現も不要です。社内文書と社外文書の違いが理解できていない受験者は、必要以上に丁寧な表現で文書を作成する傾向があるので注意しましょう。数多くの過去問題を解き、社外文書との表現の違いを確認しておきたいですね。
 以下で注意すべきポイントを解説します。
 
 

(就職指導ニュースVol.54より)