検定対策で成果を上げるには・・・
秘書検定 選択問題 編

秘書検定の試験対策は,「過去問題をたくさん解くこと」に尽きます。
しかし,ただ過去問題を解かせて解答を説明するだけでは不十分。特に選択問題に関しては,十分に理解できない問題もあるでしょう。
重要なのは「過去問題の取り組み方」です。
 ここでは,過去問題に取り組み,受験対策の成果を上げるための方法をご紹介いたします!

ディスカッション形式を取り入れて,過去問題を解き進める!

過去問題に取り組む際は,ディスカッション形式を取り入れて一問にじっくり時間をかけて取り組みましょう。具体的には,以下の手順で進めます。

① まずは学生に過去問題1問を解かせる

まずは過去問題を1問取り上げ,学生に解かせます。1問に割く時間は3分程度が目安です。
ちなみに,選択問題を解かせる際は適当と思われる選択肢を○,不適当を×,分からない場合は△といった解答のルールを提示しておくと,ディスカッションの際に判断を誤ったポイントを明確にしやすくなります。

② 学生に解答とその理由を聞く

学生を何名か指名し,解答を発表させます。その際,どのような理由でその解答にしたのかも聞くようにしましょう。そうすることで,間違えた問題を検証する際に判断を誤ったポイントが明確になり,スムーズにフォローができます。

③ 問題文を再確認し,選択肢ひとつひとつを吟味する

解答解説に入る前に再度問題文を読みます。その際,状況設定や何が問われているのかといった正解につながるキーワードに下線を引かせるなどして確認します。その上で,解答をひとつひとつ吟味していき,正解を導いていきます。
選択問題で,不適当な選択肢を問う問題については,なぜ不適当なのかをはっきりさせることが重要です。加えて,正答以外の適当とされる選択肢は覚えるように指導しましょう。また,適当な選択肢を問う問題は,正答以外の選択肢について,どこが不適当なのか,どうすれば適当となるかを考えさせるようにすると,より理解を深められます。

指導時間が限られている場合は・・・
「試験対策にそこまで時間をかけられない!」という場合は,宿題で試験一回分を解いてきてもらいます。講座ではまず採点だけをして,間違えた学生が多かった問題をディスカッションのテーマとして取り上げましょう。