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秘書検定 テキストの選び方


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◎秘書検定 “3級”と“2級”の違いは?

一言では 「基本」と 「応用」ですが・・・

その違いを,試験問題から「応接セットの名称やその配置,席次(席順)」を例に取り,ご説明します。受験級を決める際のご参考にしてください。

 

◆◆まず,下の表に違いの例をまとめました。

 

3級と2級の違い “早分かり表”

  応接セットの図 基本となる知識 場面設定,など
3級
3級(応接室)図

◇備品等の名称

(サイドテーブル,内開きドア,ドアノブなど)


◇備品の配置

(入口からの位置など)


◇席次

(上座・下座,座席の順番@CABなど)

◇来客1名の案内

(どのいすを勧めるか,客の招き入れ方など)


◇秘書A子の訪問先での所作

(どの席に座って待つか,など)

2級
2級(応接室)図

◇複数の来客の席次

(席次が変わる:B@CAがBC@Aの順に)


◇秘書が座る位置

(A子はどこに座るか)

◇来客が2名になる

(どのいすを勧めるか)


◇A子が面談に同席する

(A子と上司が座る位置?)

準1級
準1級(上司室)図

◇上司の部屋の配置

(机,応接セットのレイアウト)


◇上司室内での席次

(デスクの前が下座,F・E・D・Cの順)

◇上司室内の応接セットに来客を案内する

(来客と上司の座る位置?)

◆◆一言で表すと,3級は [名称と席の順番]を理解し,2級は [誰がどこに座るか]を理解することです。

 

◆◆それでは次に詳しい違いを,過去の試験問題を例にご説明します。

3級の例

まず,3級で基本中の基本が問われた問題をご紹介します。

 

3級(応接室)図■秘書A子は,来客1人を応接室(図)に案内することになった。この場合の次のことについて答えなさい。(第80回3級,マナー・接遇の記述問題)

 

  1. このドアの名称は,次のうちどれか。番号を(  )内に書きなさい。
     1.「内開きのドア」
     2.「外開きのドア」
  2. 客を招き入れるとき,A子はどのようにするのがよいか。適切と思われる招き入れ方の番号を(  )内に書きなさい。
     1.ドアを開けても,A子は中に入らず,ドアは手で押さえていて,「どうぞ」と言って客に先に入ってもらう。
     2.ドアを開けてA子が先に入り,ドアを手で押さえながら,「どうぞ」と言って客に入ってもらう。
  3. ドアを開けるときに,「握ってまわす部分」を何と言うか。名称を(  )内に書きなさい。
  4. 客にいすを勧めるとき,@からCのどのいすを勧めるのが適切か。番号を(  )内に書きなさい。
  5. 図のDは,応接室や会議室の隅に置き,お茶などを出すときそこでセットするテーブルである。これの名称を(  )内に書きなさい。

 

・・・・・ここで問われていることは,「ドアの名称」「ドアの違いによる案内の仕方」「備品の名称」「いすの席次(上座=かみざ・下座=しもざ)」などの,来客応対の基本的なことです。
→「集中講義3級」p.163,「クイックマスター3級」p.129

 

4)の,『お客さまにどのいすを勧めるか』という問題は3級ではよく出題されますが,ほとんどが1人のお客の場合です。
また,『A子(1人)が訪問先で,応接室のどのいすに座ればよいか』のような問題もあります。
これが2級になると,お客さまが2名であったり,A子が上司と同席する場面になります。

なお,参考図のように,1人掛けのいすがソファー(長いす)になったり,スツールがおいてある場合もあります。

 

≪ 3級の解答 ≫
1) 1(内開きのドア)
2) 2(内開きでは中に入る,外開きは手前に引いて押さえておく)
3) ノブ,ノッブ,取っ手
4) @(入口から遠い席が上座・上席)
5) サイドテーブル

2級の例

それでは,2級の問題をご紹介し,3級との違いを説明します。

 

2級(応接室)図■秘書A子は,来客(2人)と上司との面談に同席することになった。このような場合,来客と上司には図の応接室のどの席に座ってもらい,A子はどこに座るのがよいか。次の中から適当と思われるものを一つ選びなさい。(第82回2級・記述問題)

 

1)来客B@  上司C  A子A
2)来客BC  上司@  A子D
3)来客BC  上司@  A子A
4)来客BD  上司@  A子C
5)来客B@  上司D  A子A

 

・・・・・この問題では,3級の場面と違い来客が2名となり,それに上司,A子を加えて4名が“面談の際”に座る位置を聞いています。

 

人数が多くて一見複雑に思えますが,「上座・下座の基本と,面談は普通対面になること」を理解していればそれほど難しい問題ではありません。→「集中講義2級」p.172,「クイックマスター2級」p.134 図を見ると,1人掛けのいすの配置は3級の問題と同様ですが,ここではスツールが置いてあります。これが曲者(くせもの)で,入口から最も遠くにありますが,スツールはあくまで補助用で,普通は使いません。座席が足りないときに,最も職位の低い人が座ります(・・・と覚えておいてください)。

 

≪ 2級の解答・解説 ≫→ 3)
この応接室の上座はBになるから,来客のうちの上位者に座ってもらうことになる。面談は普通対面になるから,Bの隣のCに来客のうちの下位者が座る。従って,上司が@になり,A子が隣のAになる。Dのスツールは補助用に置いてあるもので,普通は使わない。

 

いかがですか? 違いがお分かりいただけましたでしょうか。

 

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なお,ご参考までに,来客応対の席次について出題された準1級の問題例を次に示します。2級との違いを確認してください。

準1級の例

準1級(上司室)図秘書A子の上司の部屋は図のようになっている。ここに来客1人があった場合,どの位置に座ってもらうのがよいか。また,上司はどの位置に座るのがよいか。次の中から適当と思われるものを一つ選びなさい。

 

1)来客F   上司D
2)来客D   上司F
3)来客E   上司A
4)来客F   上司B
5)来客C   上司E

 

・・・・・図では応接セットが上司室の中に配置されています。スツールが両脇に置かれていますが,応接セットそのものは3級,2級のそれとは変わっていません。 この準1級の問題では,上司の席がある場合,(上座・下座の位置を変えて)来客にどの席に座ってもらうのがよいかを尋ねています。

 

図を見ると,2級よりさらに複雑になっているように見えますが,上司席があるかないかの違いです。ただし,上司は自分の席に近いいすに座るので,ドアからの距離に関係なく上司の席に近いいすが下座ということになりますので注意が必要です。従って,ここでは奥にあるFが上座になりますので,来客が1人のときはFに,2人のときはFとEに案内することになります。

 

≪ 準1級の解答・解説 ≫→ 1)
この部屋は上司室だから,来客があったとき上司は,自分の机に一番近いところ(DかC)に座ることになる。来客が1人の場合は一般的には部屋の奥に座ってもらうことになるから,この場合は上司がDになり来客はFになるということである。

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